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中国・清華大学は9日までに、2025年にノーベル化学賞を受賞した米カリフォルニア大学バークリー校のオマー・ヤギー氏が常勤教授に就任したと発表した。米国では政権による研究予算削減の影響で海外での活動を模索する研究者が多く、中国や欧州で人材争奪戦が激化している。
清華大学は大学ランキングでアジアトップになることも多く、理工系分野で特に強い実績を持つ。ヤギー氏は人工知能(AI)を活用した新素材開発研究を主導し、同学の研究力向上に貢献することが期待されている。
ヤギー氏は二酸化炭素を回収する「夢の吸着剤」などへの応用が期待される「金属有機構造体」の開発で、北川進京都大学特別教授らとともに2025年にノーベル化学賞を受賞した。
米国からの研究者流出が加速する中、中国は積極的に優秀な人材を獲得しており、清華大学の今回の発表はその象徴的な事例といえる。欧州の大学も巻き込んだ人材獲得競争は今後さらに激しさを増す見通しだ。
ヤギー氏の清華大学での役割は、AIと材料科学の融合分野での新たな研究拠点構築にあり、国際的な協力と競争が同時に進む状況が浮き彫りになっている。