t>

ジムニー/シエラ、9年目でACC搭載!5型の進化と走りを試す

1 minutes reading View : 42
アバター画像
Kenji Watanabe
自動車 - 13 7月 2026

スズキのジムニーシリーズに、待望のアダプティブクルーズコントロール(ACC)がついに搭載された。これまで軽自動車規格のジムニーと小型車のジムニーシエラは、2025年秋のマイナーチェンジで「5型」に移行。筆者はシエラの4速AT車で、その進化した走りを確かめた。

2025年1月には5ドアモデル「ノマド」の販売も始まり、ジムニー全体の販売台数は前年比2倍の5万台超。さらに軽モデルを合わせると年間10万台に迫る勢いだ。フルフレームシャシーにリサーキュレーティングボール式ステアリング、リアリジッドサスというクラシックなオフローダーが、新車でこれほど売れているのは驚きである。

今回の5型では、法規対応のオートライトや後退センサー追加に加え、先進運転支援システム(ADAS)が大幅に強化された。外観はほぼ変わらないが、フロントグリルの「S」マーク下に四角いミリ波レーダーが新設されたのが最大の変更点だ。

このミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせによる「デュアルセンサーブレーキサポートII」は、対車両で時速180km、対歩行者で時速80kmまでの衝突被害軽減ブレーキを作動。交差点での右直事故や出会い頭の衝突も抑止する。

そして、このミリ波レーダー搭載により、全車速域対応ACCが実現した。これまでノマドのみ40km/h以上で作動するデュアルカメラ方式だったが、今回の改良で全ジムニーのAT仕様に全車速ACCが標準装備となった。

日本の道路に適した小さなオフローダーゆえ、オーナーは長距離ドライブの機会も多い。ACC搭載を待ち望んでいたユーザーは少なくないだろう。筆者自身、JA11以来ジムニーを購入検討してきた身として、ACC採用は大きな歓迎材料だ。なお、MT仕様にも約30km/h以上で作動するACCが装備され、軽い渋滞での疲労軽減に役立つ。

ADASのもう一つの進化は車線維持機能だ。従来は逸脱警告のみだったが、5型ではアクティブな操舵支援が加わった。古式ゆかしいリサーキュレーティングボール式ステアリングギアボックスを採用しつつ、電動パワーアシストとの組み合わせで実現。ラック&ピニオンとは異なる応答性に対応するため、開発には相当の努力があったと推測される。

一方、これらの改良に加え原材料費や輸送費の上昇も反映され、価格はシリーズ全体で16万円以上の値上がりとなった。

試乗車のシエラ4速ATでは、まず乗り味の変化に気づいた。静粛性が向上し、ロールが明らかに小さくなっている。遮音材の追加やサスコイルの品番変更が行われたようだが、スズキから正式なアナウンスはなく、記載なき仕様変更の一環とみられる。結果として上質感が高まっている。

ACCを実際に使ってみると、車間距離は4段階設定可能で、最短でも首都高のような交通流で後続車を苛立たせない適度なタイトさ。ただし、前方車両が急加速すると、エンジンの非力さが露呈し追従に瞬発力はない。100km/h超からの再加速ではキックダウンが発生し、エンジン音がビジーに感じられる。制御自体は古臭くなく、速度復帰も常識的な範囲だ。これはエンジン出力がカツカツなことに起因する課題だろう。

新たな車線維持アシストは満足できるレベル。ピンボール的な動きは抑えられ、はみ出し寸前で強く介入するのではなく、適切なタイミングで穏やかに支援する。リサーキュレーティングボール式ギアボックスを介してこの動きを実現したのは容易ではなかったはずだ。ACCとともに、投入時期は遅れたが動作の質は高い。

シエラの100km/h巡航では回転数が3000rpmを少し超える程度。動力余裕は大きくない。ノマドや軽ジムニーも同様で、長距離を効率的に移動するなら、車間距離を最大にして95km/h程度の設定でトラックとともに左車線を淡々と走るのがおすすめだ。この速度域ではジムニーはまったりと柔らかな乗り味ながら、車格を超えたしっかりとした手応えがあり、車内は静か。燃費も10km/L台半ばを狙える。急がば回れで、ゆったり走るとその居心地の良さがクセになるかもしれない。

テスト車両はシエラ4速ATで、全長3550×全幅1645×全高1730mm、ホイールベース2250mm、車重1100kg、1.5L直4エンジンで最高出力101PS、最大トルク130Nm、タイヤは195/80R15、WLTC燃費14.2km/L。車両価格218万3500円、テスト車は238万9310円(オプション込み)。走行距離2152kmからのロードインプレッションで、市街地2、高速7、山岳1の割合で242.3kmを走行し、実燃費は12.2km/Lだった。

(文=渡辺敏史/写真=郡大二郎/編集=藤沢 勝/車両協力=スズキ)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、Response.jpの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
Share Copied

Trending Post