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ロシアの侵略を受けるウクライナを支援する英国、フランス、ドイツなど20カ国以上の有志国連合は13日、仏パリで首脳会合を開催した。ウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、ウクライナと有志国9カ国の計10カ国は、弾道ミサイル迎撃システムの共同開発に向けた「統合弾道ミサイル迎撃連合」の創設で合意した。
ウクライナでは相次ぐロシアの弾道ミサイル攻撃により、米防空システム「パトリオット」の迎撃ミサイル不足が深刻化している。ロシアは迎撃が困難な極超音速弾道ミサイルも使用しており、インフラの損傷や民間人の被害が拡大。ウクライナと欧州は新たな防空システムを共同開発し、防空能力の向上を図る。
ゼレンスキー氏は会合後のSNSへの投稿で、ウクライナが米国からパトリオットのライセンス生産に関する合意を取り付けたとしつつ、「防衛手段が多様化すればするほど、私たちの敵(ロシア)には欧州の安全を損なうことが困難になる」と強調。その上で、共同開発される新たな防空システムはパトリオットを代替するものではなく、補完するものだとの認識を示した。
ゼレンスキー氏はまた、ウクライナの防衛企業が欧州企業と進める低価格の防空システム開発「フレイヤ計画」が、今後1年以内に完了するとの見通しを表明。フレイヤ計画で開発される防空システムが、迎撃連合の防空システムの基盤になりうるとの考えを示した。
迎撃連合の設立に関する共同宣言も、新たに開発を目指す防空システムは各国が既に配備している「既存の防空システムを補完するものだ」と説明。今後、開発に向けた合同作業部会の設置や運用条件の取り決めなどを進めるとした。
迎撃連合にはウクライナと英仏独のほか、スペイン、イタリア、デンマーク、オランダ、ノルウェー、スウェーデンが創設国として参加。今後も参加を望む国は受け入れるとした。