
ゼネラルモーターズ(GM)は、グリッド規模の蓄電システム向けに次世代ナトリウムイオン電池セルを開発していると発表した。この取り組みは、再生可能エネルギーの普及に伴う大規模蓄電需要の高まりに対応するものだ。
GMのベンチャー投資部門「GMベンチャーズ」は、スタートアップ企業のピークエナジーへの戦略的投資を実施。両社は提携し、ナトリウムイオン電池の商用化を目指す。ピークエナジーは独自の陽極材料技術を持つ。
EV用電池ではエネルギー密度や急速充電が重視されるが、グリッド向けでは「長期間にわたる安定した低コストの電力供給」が優先される。ナトリウムイオン電池はリチウムイオンより資源が豊富で低コストであり、この要求に適している。
GMは米国カリフォルニア州パサデナに拠点を置くピークエナジーとの協業を通じて、電池の性能向上と製造コスト削減を図る。同社の技術は大規模生産に適した設計となっている。
今回の開発は、GMのゼロエミッション戦略の一環であり、データセンターや電力会社向けのエネルギー貯蔵ソリューションとして期待される。GMは2030年までに全電動化を目指す一方、蓄電事業でも存在感を示す。