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NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、”NEDO Challenge”「NEDO懸賞金活用型プログラム」の新テーマとして、自動車製造業における表面異常検査の自動化に活用できるロボットソリューションの構想提案・開発を募る「コンテストA」を実施すると発表した。
地域の中小製造業では加工、組立、搬送、検査、梱包などの工程で人手不足が深刻化する一方、導入コストや技術人材不足などを理由にロボット技術の導入が進んでいない。特に部品表面のキズ、打痕、付着、色ムラなどを確認する表面異常検査は自動化が期待される分野であり、自動車製造業を起点にロボットソリューションの開発・導入を進め、サプライチェーン全体への波及を目指す。
「コンテストA」は構想提案の「コンテストA1」と開発の「コンテストA2」の2段階で実施する。A1では検査工程の自動化を阻害する課題の具体化とロボットソリューションの構想を募集し、A2ではA1の構想を実際に動作するロボットとして具体化し、事務局が設定する競技条件下で検査性能を競う。
応募者と製造事業者が連携した共同提案も歓迎し、マッチングイベントやセミナーも開催予定。今後は自動車製造業に限らず、より広範な製造業へのロボット導入促進を目指す「コンテストB」も検討する。
A1の公募期間は2026年6月30日14:00~2026年10月16日13:00まで。2027年度実施予定のA2では、A1受賞者以外も参加可能な追加募集枠を設置する予定である。
NEDOは同時に、ロボット競技の世界大会「ロボカップ」の現状を解説するオンラインセミナー「ロボカップはヒューマノイド・フィジカルAI時代へ 世界大会2026が示すロボット競技の変革と新潮流」を開催する。
ロボカップは1997年に日本からスタート。サッカーは認識、判断、移動、協調行動などAIとロボティクスの要素技術を総合的に必要とするため、研究開発を加速させる共通課題として選ばれた。その後、レスキュー、ホーム/サービス、産業応用(インダストリー)、ジュニアなどに分野を拡大している。
セミナーでは、ロボカップ日本委員会理事長の岡田教授をお迎えし、ロボカップの歴史と現在地、ヒューマノイド化が進む背景、各リーグの最新動向、日本が直面する課題について解説いただく。さらに、韓国で2026年7月に開催される「RoboCup 2026世界大会」の現地レポートを写真や動画を交えて紹介。先着無料招待。
また、ロボット議員連盟会長であり自民党経済産業部会ロボティクス戦略プロジェクトチーム座長の山際大志郎衆議院議員を招いたオンライン対談「AIロボティクス立国実現へ ロボット議連が示すフィジカルAI時代の国家戦略」を開催する。
2026年、日本政府はAIロボティクスを新たな成長分野として位置付け「AIロボティクス戦略」を策定した。この戦略の策定を政治の側から後押ししたのがロボット議員連盟であり、2026年6月には新たな提言をまとめ官房長官に手交している。
対談ではロボット議員連盟が提言に込めた狙い、政府が戦略を策定した背景、米国・中国との競争認識、日本の強みについて詳しく聞く。また、産業界、スタートアップ、研究機関の今後の役割についても議論し、AIロボティクス戦略の全体像と社会実装への具体策に迫る。
ロボスタではオンラインセミナー「日本企業は中国ヒューマノイド産業とどう向き合うべきか 急成長する中国市場をデータと政策、日中連携事例から読み解く」を開催する。
講師を務める匠新(ジャンシン)は「日中イノベーションのエコシステム」構築を掲げ、日本企業と中国企業、政府機関、大学、投資家、メディアをつなぎ、日中間の事業連携を支援している。セミナーでは中国ヒューマノイド市場の最新データ分析、中国イノベーションの現場、日本企業との連携事例を解説する。
世界をリードする中国ヒューマノイド産業の現在地と、日本企業にとっての連携・参入の可能性をデータと具体的な事例から読み解く貴重な機会である。
富士通など7社と三菱電機はNEDOが主導するプロジェクトに参画しており、ロボット・AI専門メディア『ロボスタ』(イード運営)は8月5日以降もこうした関連ニュースを発信していく予定である。