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日本航空グループの格安航空会社(LCC)ZIPAIR Tokyo(ジップエアトーキョー)は5月、保有する全航空機に高速通信を可能とする衛星インターネットサービス「スターリンク」を導入したと発表した。スターリンクは世界の航空会社で導入が進むが、国内航空会社ではジップエアによる導入が初の事例となり、機内通信サービスの高度化を巡る競争は加速しそうだ。
ジップエアは今回、保有する全8機にスターリンクを導入。席に備え付けられたQRコードをスマートフォンなどで読み込むことで、席種に関わらず無料で高速通信を利用できる。これにより、乗客は機内でも地上と変わらない快適なインターネット環境を享受できるようになった。
スターリンクは、スペースXが運用する低軌道衛星群によるサービスで、従来の機内Wi-Fiに比べて遅延が少なく、動画ストリーミングやビデオ通話もスムーズに行える。国内航空業界では、日本航空や全日本空輸も機内通信サービスの強化を進めており、今回のジップエアの動きがさらなる投資や技術競争を促す可能性がある。
格安航空会社としてコスト競争力を重視するジップエアだが、無料高速通信の提供はサービスの差別化戦略の一環。顧客満足度の向上とブランド価値の向上を狙い、他のLCCやフルサービスキャリアとの競合で優位に立つことを目指す。
今後、他の国内航空会社もスターリンクや同等の技術を導入する動きが加速すると見られ、機内エンターテインメントやビジネス利用のニーズが高まる中、高速通信サービスの競争はさらに激化しそうだ。