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中東情勢の影響による原材料価格の急騰を受け、食品メーカーの包装簡素化の動きがコンビニエンスストアにも波及している。ファミリーマートは包装デザインの色数削減を検討し、ローソンはコーヒー容器の蓋をプラスチックから紙に転換する方針だ。
ファミリーマートは、サンドイッチの包装に使われている緑と青のマーク「ファミマル」を白黒にすることを検討している。弁当の容器は10種類ほどあった規格を半分に集約する予定で、いずれもコスト上昇を防ぐ狙いがある。実施が決定した場合、夏以降に準備ができ次第開始するという。
ローソンでは、店頭レジ横で販売するホットコーヒー用の蓋をプラスチック製から紙に切り替える方針で、一部店舗では導入済みだ。2026年度中に順次拡大する。また、プライベートブランドのペットボトル容器を2~3割薄くしたり、弁当容器に巻くプラスチック製の帯を細くする対策も検討している。
食品容器メーカー大手のシーピー化成、中央化学、リスパックは6月1日出荷分から全製品の価格を20~30%引き上げると発表した。一般社団法人日本プラスチック食品容器工業会は、シェア3割を占める最大手エフピコの動きに各社が準じていると説明し、先行き不透明な状況を注視している。
各社は今後も中東情勢や原材料価格の動向を注視しながら、包装の簡素化やコスト削減策を進める方針だ。消費者への影響は限定的とみられるが、継続的なコスト上昇が懸念されている。