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秋田県農業試験場と農業機械メーカーのクボタ(大阪)などが共同で実証研究した新型のエダマメ選別機が、生産者の間で話題を集めている。葉クズや未熟、変色した莢(さや)を瞬時に除去する選別性能が大幅に向上しただけでなく、小型で価格が大型機の3分の1以下、作業に携わる人手も5分の1に削減できるのが特徴だ。
開発の背景には、エダマメ生産現場での深刻な人手不足と選別作業の負担がある。これまで大型の選別機は高額で、小規模な営農法人にとって導入は難しい面があった。新型機はコンパクトな設計で導入しやすく、実証試験に参加した農事組合法人からは「これなら来年はもっと栽培面積を増やせる」と期待の声が上がっている。
選別工程は2段階で行われる。まず粗選別機が葉クズや未熟な莢、1粒しか入っていない莢を取り除き、続いて色彩選別機が茶系の変色や黒点がある莢をカメラで瞬時に判定し、エアー噴射でライン外に吹き飛ばす。高速処理が可能で、品質の均一化にも貢献する。
秋田市雄和にある農事組合法人種沢ファーム(組合員43人)では、広い畑で朝摘みされたエダマメが新型選別機のラインに次々と乗せられていた。作業場に設置された機械は、みずみずしい緑色の莢だけを選り分け、出荷用のコンテナへと送り出す。従来は目視で行っていた選別作業が大幅に省力化されたという。
試験場とクボタは今後も実証データを蓄積し、さらなる精度向上や価格低減を目指す方針だ。夏の風物詩であるエダマメを支える新技術として、全国の産地への普及が期待されている。