t>

ロシアの侵略が続くウクライナのゼレンスキー大統領は12日、パートナー諸国との協力強化といった「新たな要請や課題」に対処するため、内閣改造を行うとSNSで表明した。スビリデンコ首相には「核心的パートナーに関する重要な職務」を提案したと説明しており、駐米大使への異動が有力視されている。
スビリデンコ氏は昨年7月、第1副首相兼経済相から昇格して内閣を率いていた。後任の首相候補には、国営ナフトガスの最高経営責任者(CEO)、セルヒー・コレツキー氏らが浮上している。新首相は戦時経済の維持と西側からの支援調整が急務となる。
今回の内閣改造は、戦時下での汚職撲滅と効率的な統治が求められる中での決断とされる。ウクライナでは国防省や電力公社などで汚職疑惑が相次ぎ、国際社会からの支援継続には透明性向上が不可欠との声が強い。
スビリデンコ氏の交代には、一部で汚職の影がちらつくとの見方もある。具体的な疑惑は明らかになっていないが、野党や市民団体からは政権内の情報公開不足を指摘する声が上がっている。
ゼレンスキー大統領は就任以来、汚職対策を主要政策に掲げてきた。今回の改造が支援国との関係強化につながるか、戦況とともに注目される。