t>
EAST RUTHERFORD, NEW JERSEY – JULY 19: Goalkeeper Unai Simon of Spain celebrates with the World Cup Golden Glove trophy after winning the FIFA World Cup 2026 Final match between Spain and Argentina at New York New Jersey Stadium on July 19, 2026 in East Rutherford, United States. (Photo by Hugo Rivera/Jam Media/Getty Images)FIFAワールドカップ2026で優勝したスペイン代表のGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)が、ゴールデングローブ賞(最優秀GK賞)を受賞し、その喜びと胸の内を明かしている。
2024年5月、「僕はアスレティック・ビルバオで、世界最高のGKを目指す」と宣言するとともに、自身の“ルーツ”となるクラブと契約解除条項なしの半永久契約を締結したシモン。
あれから約2年、アスレティック・ビルバオの選手としてスペイン代表を4大会ぶり2度目の優勝に導いた29歳は、今大会でW杯レコードとなる最長無失点時間を『649分間』で更新した。
また、全8試合のうち7試合でクリーンシートを達成し、失点数は歴代最少の『1』という偉業を達成。文句なしのゴールデングローブ賞獲得で、“有言実行”を果たした。
試合後、インタビューに応じたシモン。欧州王者に世界王者の肩書きを加えた守護神は、「まだ実感は湧かないんだ」と前置きし、感情が込み上げるより「ただただ『やったぞ、やったぞ』という感じだった」と振り返った。
続けて、「ワールドカップに勝るものはない。EUROとは比べものにならないんだ。この瞬間を楽しみ、僕らが成し遂げたことをしっかり噛み締めないとね」とW杯チャンピオンの称号に思いを巡らせた。
そして、「この記録(最長無失点時間)は僕よりチームを称えるもの」と常々謙虚に語ってきたシモンは、グローブがしゃべれたら「他のGKたちほど働かなかったよと言うだろう(笑)」とジョークを交えた。
「7試合無失点というのは、なかなか破られないに違いない。僕だけの功績じゃなくて、チームメイトのおかげ。彼らの守備に感謝している」とゴールデングローブ賞を仲間とともに手にしたものだと強調した。
最後には、「16年も待たなければならなかった。みんなには、この瞬間を存分に楽しみ、大切にしてほしい。みんなの応援は届いていたし、その想いも伝わっていた。心からありがとう」とスペイン国民に向けてメッセージを送った。
アスレティック・ビルバオの“伝説的なGK”として崇拝されるホセ・アンヘル・イリバル氏は、EURO1964で優勝しサモラ賞にも輝いたが、ワールドカップだけは手に入れられなかった。
あれから半世紀近く。グローバル化した現代フットボールにおいて、ビッグクラブからの関心を断ち、自身の“ルーツ”でプレーを続けることに拘ってきたシモンが、アスレティック・ビルバオのGKとして初めてワールドカップを制覇した。
シモンの有言実行の偉業は、クラブの歴史に新たな1ページを刻むとともに、スペインサッカー史に輝く金字塔となった。
ウナイ・シモンは、これからもビルバオで世界最高のGKとして君臨し続けるだろう。