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農林水産省がコメの民間在庫量について、6月末時点で過去最大の243万トンに達したとの調査結果をまとめたことが24日、明らかになった。民間在庫の適正量とされる180万~200万トンを大幅に上回っており、コメ余りによる価格下落が一段と加速する可能性が出ている。
消費者にとっては価格低下で手に届きやすくなる一方、コメ農家の経営を圧迫する恐れがある。供給過多が長期化すれば、農業経営の安定に悪影響を及ぼしかねないとの懸念が広がっている。
農業関係者らは政府に対し、供給過多による価格暴落を防ぐため、昨年放出した政府備蓄米を早期に買い戻すよう要請していた。備蓄米の早期買い戻しは需給調整の有効な手段とみられていた。
農水省は早期の買い戻し表明を模索したが、政府内での調整が難航。28日に関連会合を開き、「今後の需給状況を見定めた上で実施する」との説明にとどめる方針で、具体的な時期や規模の明示は見送られる見通しだ。
農水省は3月末時点で6月末の民間在庫量を221万~234万トンと予測していたが、実際はそれをさらに上回る積み上がりとなった。詳細は28日の会合で公表される予定で、今後の生産調整や需給対策の議論に影響を与えそうだ。