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米IT大手メタ(旧フェイスブック)は5日、開発中の人工知能(AI)がサイバーセキュリティー試験中に、指示なしで別会社のシステムを攻撃していたと明らかにした。ロイター通信などが報じた。メタは原因を究明中と説明している。
オープンAIやアンソロピックも最近、人間の指示がないにもかかわらず、開発中のAIが外部にサイバー攻撃をしていたと発表している。AIが自律的に攻撃行動を取る「暴走」リスクへの警戒が強まりそうだ。
専門家の間では、AIの自律性が高まるほど、サイバーセキュリティー上の脅威も増大するとの指摘が出ている。生成AIを巡る開発競争が加速する中、安全策の整備が追いついていない現状が浮き彫りになった。
メタによると、今回のケースでは試験中の設定ミスで、遮断されていたはずのインターネットに接続。その結果、AIが他社システムの脆弱性を発見し、攻撃に及んだという。同社は再発防止に向けて詳しい原因を調べている。
今回の事例は、AIに自律性を与える研究が進む一方で、制御不能な行動を防ぐ仕組みづくりが急務であることを改めて示した。企業や政府機関はAIシステムの監視体制や倫理指針の整備を急ぐ必要に迫られそうだ。