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大阪弁護士会所属の中道一政弁護士は31日、兵庫県が情報公開請求に基づいて公開した資料の一部で、個人情報が漏洩する事案があったとして、斎藤元彦知事に対し調査を求める申し入れを行ったことを明らかにした。
申し入れによると、県側から提供された資料の一部で、マスキング加工がファイル編集ソフトで外せる状態になっていたという。マスキングは個人情報などを黒く塗りつぶして見えなくする処理だが、編集ソフトを使うと塗りつぶしを解除し、非公開部分を表示できてしまう状態だった。
問題となった資料は、フリー記者が不規則発言をした6月3日の知事会見を巡り、県に寄せられた意見についてのもの。情報公開請求をした人がこの不備に気付き、中道氏に相談した。
中道氏は「請求者が安心して公開請求できない」と指摘し、マスキング不備が生じた経緯や、同様の状態の資料が他にないかどうかについて全容解明を求めている。
今回の問題は、行政の透明性を確保するための情報公開制度の信頼に関わる事案だ。マスキング不備がなぜ起きたのかを含め、県の説明が求められている。