t>

十河氏は次のように指摘する。「2021〜22年ごろからSNSで『〇〇界隈(かいわい)』という言葉が広がり始め、今では共通の趣味や価値観を持つ人たちが情報を共有し、そのコミュニティーを起点に商品が広がる『界隈消費』が広く浸透しつつある。美容もその代表例だ」
「界隈は、熱量と共感でできている。みんなで楽しめたり、『いいね』と言ってもらえたりすることに価値を感じる人が増えた。その結果、界隈で支持された商品が一気に広がりやすくなっている」と十河氏は続ける。
嵯峨氏は「そうしたSNS文化の広がりは、個人が美容とどう向き合うかにも影響を与えている」と述べる。
「韓国では美容テクノロジーへの信頼が強く、整形を含む美容医療も日常的な選択肢として受け入れられやすい。そうした韓国カルチャーの影響もあり、日本でも美容についてオープンに語ったり発信したりする人が増え、美容医療への心理的なハードルが以前よりは下がってきたのではないだろうか」と嵯峨氏は分析する。
記者が問いかける。「化粧品と美容医療を比べると、お金をかける比重は変化していますか」