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広島市の松井一実市長は10日の定例記者会見で、8月6日の「原爆の日」に広島市を訪問する予定の高市早苗首相に対し、原爆資料館を「見ていただきたい」と視察を求めた。広島県の横田美香知事も7月7日の定例記者会見で要望していた。市によると、首相の視察は「政府と調整中」だという。
松井氏はまた、政府の安全保障関連3文書改定に向けた日本維新の会の提言が非核三原則の見直しを求めたことについて、「唯一の戦争被爆国として堅持すべきだ」と訴えた。同氏は被爆地の立場から非核三原則を厳守する重要性を強調した。
さらに松井氏は「厳しい国際情勢だからこそ被爆者の平和への願いを受け止め、緊張緩和に主眼を置いてあらゆる外交努力を尽くしてほしい」とも述べ、首相に対して核廃絶に向けた具体的な行動を期待する考えを示した。
広島市と県は毎年、原爆の日に合わせて政府要人による資料館視察を慣例として要請している。今年は高市首相が初めて被爆地を訪問する予定で、調整が続いている。
松井市長の要請について政府側は、首相の日程や今後の調整を踏まえて対応を検討する見通し。被爆者団体からも首相の視察実現を求める声が上がっている。