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台風9号が接近した台湾では、10日夜から11日にかけて大雨による土石流や崖崩れへの警戒が続き、10日午後7時までに約9000人が避難した。政府の発表では避難者は1万人を超える見通しで、転倒などによる負傷者も10人以上確認されている。道路の全面通行止めや航空便の欠航が相次ぎ、交通網に大きな影響が生じた。
東部の花蓮県では、大雨で形成されたせき止め湖が決壊し、氾濫する危険性が高まったため、周辺住民が緊急避難した。同県では昨年も記録的な大雨による洪水で死傷者が発生しており、今回も警戒が強まっている。
各地で土砂崩れや倒木の恐れがある道路区間が事前に通行止めとなり、観光地や山間部へのアクセスが寸断された。また、台北市内の一部スーパーでは即席麺や飲料水が品薄となるなど、住民の間で備えの動きが広がった。
気象当局は台風の進路次第でさらに雨量が増える可能性があるとして、引き続き厳重な警戒を呼びかけている。避難所ではマスクや簡易ベッドの配布が進められ、新型コロナウイルス対策も同時に行われている。
(共同)