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特定外来生物に指定された昆虫「クビアカツヤカミキリ」の発見が神奈川県内で相次いでいる。6月に横浜、川崎両市などで初確認され、小田原市では特産のウメ生産園地でも見つかった。早期に発見し駆除につなげなければ繁殖・拡散で樹木が枯死する恐れがあり、住民に〝ゲーム感覚〟で協力してもらうため賞品を用意する取り組みも始まった。
クビアカツヤカミキリは中国や朝鮮半島など東アジア原産で人体に危害はないが、サクラやモモなどバラ科樹木に好んで産卵し幼虫が内部を食い荒らす。果樹園にとって深刻な脅威となるだけでなく街路樹の倒木を引き起こし通行人が負傷する危険もある。
県内では令和3年に藤沢市で初確認され翌年に相模原市でも発見。今年6月には小田原駅東側の市中心部、川崎市宮前区の菅生緑地、横浜市青葉区の公園で見つかり、今月は中井町と隣接する小田原市の梅林でウメの木への被害が確認された。
農林水産省によると日本では平成24年に愛知県で初確認され、生態系や農林水産業への被害が懸念されたため環境省が30年に特定外来生物に指定。飼育や運搬が禁止され各自治体が駆除を進めているが、天敵不在で雌1匹が毎年300~1000個の卵を産む繁殖力の強さから関東や関西など19都府県に広がっている。
各自治体は住民に対し成虫を見つけたらその場で踏みつぶすか殺虫剤を使用して駆除するよう呼びかけている。成虫は体長2~4センチで青みを帯びた光沢のある黒色、前胸部の背中側が赤いのが特徴だ。