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東京都北区の区立滝野川第三小学校で発生した火災により児童ら11人が重軽傷を負った。これを受け、松本洋平文部科学相は22日、全国の教育委員会などに対し防火設備や電気機器の管理徹底、火災発生時の避難訓練の実施など安全管理体制の速やかな点検を求める方針を明らかにした。閣議後の記者会見で考えを示した。
松本氏は時期や方法は検討中としながらも、「現場の皆さんに危機感を持って対応してもらわなければいけない。スピード感をもって、出せる部分は1日も早く点検をお願いする」と述べた。さらに、「大変厳しい状況での火災だった。ひさしの上に児童が避難をするなど、かなり危機的な状況にあったと承知をしている」と語った。
文科省によると、学校の対応については東京都教育委員会を通じて報告を受けている。松本氏は「警察や消防による火災原因の調査などを踏まえる必要はあるが、文科省としても関係する教委や自治体と連携して原因を解明し、再発防止に向けた具体的な対策につなげたい」と述べた。
文科省によると、学校では消防法に基づき、消防設備の種類に応じて6カ月から1年以内ごとの点検が義務付けられている。文科省が示す学校の危機管理マニュアルでも、避難訓練の実施や火災発生時の具体的な対応の流れなどを求めている。
今回の火災は音楽準備室が火元とみられ、音楽室に備え付けられていた避難器具「救助袋」を教員がうまく使えなかった可能性が指摘されている。
文科省担当者は「避難訓練で工夫できることや、道具の使い方も訓練内容に含めてもらうことなど、現場で生かせる実践的な中身をお知らせしたい」と語った。