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クボタは16日、有機フッ素化合物(PFAS)を高温処理で無害化する実証実験で、国際基準を満たす高効率分解に成功したと発表した。PFASは自然界で分解されにくく、土壌や水中に残留するため、適正な処理技術の確立が求められている。
実証実験では、PFOS、PFOA、PFNAの3種類を対象に、廃棄物を1250~1400度の超高温で溶かす溶融処理で無害化し、金属成分などを再資源化する独自技術を活用した。
オンライン会見で後藤謙治・資源循環事業ユニット長は「PFASの実用的な解決策となり得る大きな一歩だ」と述べた。今後は米国や欧州など国内外でビジネスモデルの確立を目指す。
PFASは撥水性や耐熱性に優れ、工業製品などで広く使われるが、近年、河川や地下水から規制対象のPFOSやPFOAが基準値を超えて検出される事例が相次いでいる。
クボタはこの技術を実用化し、PFAS問題の解決に貢献したい考えだ。今後はさらなる実証を経て、社会実装を加速させる計画である。